屋外広告物法

屋外広告物法は、良好な景観を形成又は風致を維持し、公衆に対する危害を防止するために、屋外広告物の表示や屋外広告物を掲出する物件の設置・維持、並びに屋外広告業について、必要な規制の基準を定めることを目的に、昭和24年6月3日に制定されました。

屋外広告物法の対象となる、「屋外広告物」とは、次の全ての条件に当てはまるものになります。

  • 常時または一定の期間継続して表示されるもの
  • 屋外で表示されるもの
  • 公衆に表示されるもの
  • 看板、立看板、はり紙及びはり札並びに広告塔、広告板、建物その他の工作物等に掲出され、又は表示されたもの並びにこれらに類するものであること

街頭で配布されるチラシは、定着して表示されていないので、常時または一定の期間継続して屋外に表示されているとは言えず、屋外広告物には該当しません。可動式のスタンド看板は、移動できますが、一定の期間継続して屋外に表示されていると言えますので、屋外広告物に該当します。

車のリヤウインドーの内側から表示面を外側にして貼り付けたステッカーは、車内で表示されており、屋外で表示されているとは言えないため屋外広告物には該当しません。

車の車体にポスターを貼った場合は、全ての条件を満たすため、屋外広告物に該当します。

交通機関の車両内部は利用者に限定されており、公衆に表示されたものとは言えないため、屋外広告物には該当しません。

何も描かれていない建物の壁をライトアップしている光は、観念や概念・イメージを伴っていないので、何かを表示しているとは言えず、屋外広告物には該当しません。建築外壁に描かれたイラストはイメージを伴っているものとみられるため、屋外広告物に該当します。

 

都道府県や市町村が屋外広告物条例を定めた場合、設置場所や大きさ、色彩などについて広告物等の表示が制限されることがあります。

屋外広告物条例では、広告物の表示を禁止する区域(禁止区域)、広告物の表示が禁止されている橋りよう、信号機、水道タンク等の物件(禁止物件)や許可を受けることによって表示できる区域等を定めることができますが、法令の規定により表示する広告物等、公職選挙法による選挙運動のために使用するポスター等、自家用広告物等であって、規則で定める基準に適合するもの、冠婚葬祭又は祭礼のため一時的に表示する広告物等、国又は地方公共団体が公共目的を持って表示する広告物等については、許可が不要となる場合があります。

屋外広告物条例に違反したはり紙、はり札や簡易な立て看板が一定の条件を満たす時、屋外広告物条例を定めた自治体の長などによる撤去が認められます。この撤去のことを簡易除却といいます。

屋外広告業を営む際には、業者の登録を都道府県知事に対して行います。登録の期限は5年です。

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